平成24年度 境影響評価を実施します
環境影響評価とは
事業の実施前に、その事業が環境にどのような影響を及ぼすのか、調査、予測及び評価を行い、適切な環境保全対策を検討することで、より環境に配慮した事業実施を行う手続きを環境影響評価(環境アセスメント)といいます。
平成30年度の稼働に向けて取り組んでいる折居清掃工場更新事業について、京都府環境影響評価条例に基づいて、環境影響評価を実施します。
環境影響評価の項目
更新施設は、1日の処理量を約115tと現工場の230tの半分とし、同じ敷地内に建設する予定です。環境対策は、煙突からの排出ガス、騒音、振動、悪臭、工場排水について最新の施設を導入するとともに、工場排水は、原則、更新施設内で再利用を図るなど、現工場と同等以上に環境等に配慮した施設の整備を図ります。
本事業の計画や事業計画地周辺の現状を検討した結果、施設の稼働、建設等工事の実施、関係車両の運行等を環境影響を与える要因と考え、環境影響評価は以下の項目について行うことを計画しています。
大気環境
施設の稼働で発生する煙突排出ガス等、建設等工事の実施や関係車両の走行などによる、大気質、騒音、振動、悪臭への影響について、事業計画地及びその周辺で現地測定の上、数値計算等をして予測します。
水質
造成等工事で一時的に発生する濁水について、仮設の沈砂設備等による水中の土粒子の沈降効果を、事業計画地での水質調査及び土壌調査により現地測定の上、数値計算をして予測します。
土壌
煙突排出ガス中の大気汚染物質の降下による影響について、事業計画地及びその周辺で現地測定の上、数値計算をして予測します。
その他の環境要素
新たな工場棟の出現に伴う、日影の状況変化による影響について、事業計画地周辺の土地利用状況を現地調査等の上、日照時間の変化を数値計算により予測します。また、眺望景観の変化による影響について、事業計画地周辺で現地調査の上、モンタージュ写真を作成して予測します。
環境への負荷
建設等工事や施設の稼働等により発生する廃棄物の種類や量、また二酸化炭素等の温室効果ガスの発生量を事業計画に基づき数値計算し、環境への影響を予測します。
環境影響評価手続きの流れ
- アセスメントの方法を定める「方法書」の作成
- 事業の実施に伴う環境の変化を調査・予測し、必要な対策を検討する「調査・予測・評価」の実施
- 調査・予測・評価の結果を記載した「準備書」の作成
- 準備書の内容を述べられた意見を踏まえ再検討した「評価書」の作成
以上の手続きを行います。
この中で、方法書及び準備書の2つの書面について、皆様のご意見を意見書として提出していただくことで、お聞きする機会があります。
いただいたご意見等を踏まえ、調査、予測、評価の内容をより充実させて実施します。
お問い合わせ
施設課(クリーンパーク折居)
電話:0774-20-4799