地球元気プランⅣの進捗状況
地球元気プランⅣとは
地球元気プランⅣは、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき策定した「城南衛生管理組合地球温暖化対策実行計画」第1期計画期間(平成16年度~平成20年度)、第2期計画期間(平成21年度~平成25年度)及び第3期計画期間(平成26年度~平成30年度)に続くもので、本組合が行う廃棄物処理や使用する電気やガソリン、灯油などから排出する温室効果ガスを削減するための実行計画です。第3期は平成30年度までに平成13年度を基準年として、温室効果ガスの排出量を25%削減することを目標に活動し、約39.9%を削減しました。平成30年度をもって第3期計画期間が終了したことから、「城南衛生管理組合地球温暖化対策実行計画(第4期)地球元気プランⅣ」を策定しました。
具体的には、平成25年度を基準年として令和元年度から令和5年度までの5年間に、ごみ焼却場等廃棄物処理施設、資源化物リサイクル施設及び本庁管理棟等、本組合全施設からの温室効果ガス(二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素・ハイドロフルオロカーボン・六フッ化硫黄)総排出量を25% 12,328t-CO2削減することを目指します。主な取組は以下のとおりです。
- 啓発活動を積極的に行い、可燃ごみに含まれる廃プラスチック量を削減し、二酸化炭素排出量を平成25年度比で11,885t-CO2(△25.1%)削減
- ごみ処理基本計画(平成30年度改訂版)に基づき、処理量全体を減少させ、焼却から発生する一酸化二窒素排出量を平成25年度比で181t-CO2(△11.1%)削減
- 環境マネジメントシステムの運用による継続的改善、人と地球のための行動計画であるSDGs達成に向けた活動
- 機器等の更新・購入の際の環境配慮製品の積極的な導入、公用車の低公害化・低燃費化を引き続き推進
地球元気プランⅣの進捗状況
~基準年度(平成25年度)に対し36.1%の減量~
地球元気プランⅣ※¹(第4期地球温暖化対策実行計画)の4年目にあたる令和4年度は、基準年度の温室効果ガス排出量49,395 t-co₂に対し、36.1%(17,824 t-co₂)減となる31,571t-co₂となりました。この削減量は、1年間に家庭から排出されるCO₂の4,779世帯分※²、森林面積では2,025ha※³(東京ドーム433個分)相当となります。令和3年度と比較すると1.924t-co₂、6.5%増加という結果でした。
当組合の温室効果ガス排出量の約9割が廃棄物焼却によるものです。令和4年度は、この焼却に伴う排出量が減少したことがCO₂の削減につながり、目標年度(令和5年度)の削減目標を下回りましたが、当組合の温室効果ガス排出量は社会情勢や環境の状況の変化等に大きく影響を受けるため、今後もその動向を注視していくこととします。
住民の皆さんにおかれましては、引き続き、ごみの分別、減量にご協力をお願いします。
項目 | 平成25年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和4年度の基準年度との比較 | |
基準年※3 | 実績 | 実績 | 目標 | 排出量増減 | 増減率(%) | |
電気使用 | △1,173 | △6,420 | △5,968 | △6,935 | △4,795 | △408.8 |
燃料使用 | 1,467 | 940 | 929 | 1,405 | △538 | △36.7 |
一般廃棄物 | 49,100 | 35,126 | 36,609 | 42,595 | △12,491 | △25.4 |
その他 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 |
合計 | 49,395 | 29,647 | 31,571 | 37,067 | △17,824 | △36.1 |
※¹ 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき策定。第4期計画期間は令和元年度~令和5年度
※² 令和3度における1世帯あたりのCO₂排出量実績:3.73t(全国地球温暖化防止活動推進センター)を基に算出
※³ 36~40年生のスギ人工林1ヘクタールが1年間に吸収する平均的なCO₂量の面積換算:8.8t-co₂/ha(林野庁)を基に算出
※⁴ 平成25年度の数値は新係数で読替後のものを使用
お問い合わせ
循環型社会推進課
電話:0774-34-3373